GPZ900Rを高価買取してもらうコツ
GPZ900Rは、1984年に発売された大型ツアラーです。新世代の水冷エンジンを搭載したモデルで、900ccで115PSという当時としては驚くべき性能でした。最高速度は250km/hを記録して、その時期のカワサキの最高スペックとなっています。
ただ、日本国内では1991年まで750ccを上限とする自主規制が行われていたので、海外専用モデルとして販売されていました。なので、発売当初は逆輸入車として流通し、自主規制が解禁された後は大ヒットモデルとなります。
2003年モデルが最終となりましたが、中古価格はかなり高騰していますね。200万円を超える車両もありますから、かなりのプレミアムバイクだといえます。そのため、かなりの高額で売却することができるでしょう。
■モデル一覧
A1 | A2 | A3 | A4 |
A5 | A6 | A7 | A8 |
A9 | A10 | A11 | A12 |
A13 | A14 | A15 | A16 |
GPZ900Rの買取相場
車種名 | 年式 | 走行距離 | 買取価格 |
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GPZ900R | 2002年 | 4,000km | 2,552,000 円 |
GPZ900R | 1999年 | 不明km | 2,230,000 円 |
GPZ900R | 1996年 | 7,100km | 1,858,000 円 |
GPZ900R | 2000年 | 12,600km | 1,630,000 円 |
GPZ900R | 1998年 | 16,400km | 1,329,000 円 |
GPZ900R | 2001年 | 不明km | 1,135,000 円 |
GPZ900R | 1990年 | 24,300km | 884,000 円 |
GPZ900R | 1992年 | 32,700km | 755,000 円 |
GPZ900R | 1994年 | 30,200km | 648,000 円 |
GPZ900Rを高く売るポイント
カワサキ・GPZ900Rのスペック
生産期間 | 1984年〜2003年 |
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全長 | 2220mm | 車重 | 234kg |
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全幅 | 740mm | 燃料タンク容量 | 22L |
全高 | 1220mm | エンジン | 水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ |
シート高 | 790mm | 排気量 | 908cc |
1983年にスポーツバイクのフラッグシップとして、「GPz1100」が発売されました。しかし、「Z-1」からの伝統である空冷4気筒エンジンは、重量が重すぎたり放熱性に限界があるため、運動性能に限界がありました。
そのため、小型で高出力を発揮できるエンジンを搭載したモデルとして、新しいスポーツバイクが開発されることになります。その結果、新世代の水冷エンジンを搭載したGPZ900Rが生まれたわけですね。
900ccで115PSというスペックは、驚異的な数値となっていました。さらに、エンジンが小型化されたことで車体もコンパクトになり、高い動力性能と機敏さを発揮できるようになっています。
GPz1100よりも圧倒的な性能を持っていたため、世界中で大ヒットモデルとなりました。北米市場では、Ninja(ニンジャ)のペットネームで販売され、これがニンジャシリーズ始まりとなっていますね。
カワサキ初となる本格的なフルカウル搭載車ということで、空力性能に優れていて最高速は250km/hにもなります。当時のリッターバイクは230km/hがやっとだったので、カワサキの開発陣ですら計測ミスだと思ったそうです。
これほど高いスペックを誇っているマシンなので、現在でも多くのファンが存在しますね。
高額査定のポイントは事前のメンテナンス
初期型だと30年以上も前の車種なので、旧車という扱いになりますね。中古市場でもタマ数が減ってきており、買取業者でも見たことがない人が多いです。
古いバイクですから、エンジンの状態や外観など、総合的なポイントで買取価格が決定されます。エンジンが掛かりにくくなっている場合には、事前に整備に出しておくと良いでしょう。
プレミアバイクなので、ちょっとした差で査定額が10万円以上も変わることがあります。
外装については、カウルが割れていないかをチェックして下さい。オリジナルパーツが手に入りにくくなっているので、キレイな状態であれば価値が高いです。
小さな傷はコンパウンドで磨けば消えますし、大きな割れは修復キットを使うようにしてください。
あとは、査定の前に洗車することですね。古い車種はキレイに洗うだけでも、かなり印象が良くなります。ワックスがけをして艶を出しておくと、手入れの行き届いた車体だと思ってもらえるでしょう。
今では大人気のニンジャシリーズの元祖ですから、中古市場ではありえないほど価格が高騰しています。自動車が買えてしまうほどの金額の車両もありますし、買取相場は青天井だといえるでしょう。
いくらでも出すという業者もいますから、交渉次第すれば査定額をアップさせることができます。なので、できるだけ多くの業者で査定を受けて、交渉を重ねるようにしてください。