バイクを高く売るためのコツとは?安く買い叩かれないための基礎知識

バイクを高く売るためのコツとは?安く買い叩かれないための基礎知識

 

自分のバイクを売却するときには、できるだけ高く売りたいと考えるはずです。
大切に扱ってきたバイクであるほど思い入れが強いでしょうから、安い金額では売りたくなりませんよね。

 

でも、バイクを売った経験がない人には、どうすれば良いのか分からないと思います。

 

  • どんな売り方が一番良いのか?
  • 大手業者と地方業者とではどちらの査定が高いのか?
  • カスタムバイクを高く売るには?
  • 傷や錆などは修理したほうが良いのか?
  • そもそも何から始めれば良いのか?

 

このように、多くの疑問があって手を付けられないでしょう。

 

バイクを高く売るためには、売却方法の選定やバイクのメンテナンスなど、知っておくべき知識があります。
これを知らずにバイクを売ってしまうと、確実に失敗するはずです。

 

 

たとえば、バイクの買取査定では、業者によって数十万円の金額差があるって知っていますか?
高く売れる業者を見極めないと、それだけ損をしてしまうわけです。

 

大切なバイクを安く買い叩かれないために、基本的な知識を身に付けるようにしましょう。
ここでは、バイクを高く売るためのコツを紹介します。

 

 

どの売却方法が最も優れているのか?

 

バイクを売る方法は一つではなく、色々な種類がありますね。
代表的なものは、以下の4つです。

 

  • 友達や後輩などに売る(個人売買)
  • ネットオークションで売る(個人売買)
  • 中古車販売店に売る
  • バイクの買取専門業者に売る

 

 

一般的には、上から順番に高額で売却することができます。

 

友達や後輩などに売るのであれば、中間業者がいないために手数料がかからず最も高い金額が付きますね。
ただ、都合よく買い手が見つからないこともあり、売却するのが難しいです。

 

ネットオークションだと全国から買い手を募集できるので、かなりマニアックなバイクでも売ることができるでしょう。
しかし、オークション会社に数%の手数料を取られるため、その分だけ金額は下がってしまいますね。

 

 

身近な人に売ったり、ネットオークションを利用する個人売買は、高く売れますがトラブルに遭う危険性も高くなります。
お金のやり取りや交渉などを自分でやる必要があり、そこで問題が起きることがあるんですね。

 

時間と手間も掛かってしまうため、時給で考えると割に合わないこともしばしばです。
リスクの高い方法なので、慣れている人以外はおススメできません。

 

 

業者に売却するのがノーリスクで確実!

 

バイクを売るときには、業者を利用した方が安心です。
手続きはすべて代行してくれますし、面倒なトラブルに巻き込まれることはありません。

 

業者の手数料があるので個人売買よりも金額が下がりますが、手軽に取引できるためおすすめです。
すぐに現金化できるので、手っ取り早く売却したい人にはピッタリですね。

 

 

業者に売却する方法は、「中古車販売店」と「買取専門業者」の2つとなります。

 

中古車販売店は、レッドバロンなどの大手から個人店まで色々な種類があるでしょう。
近所の店舗までバイクを持ちこんで、査定を受けるわけです。

 

購入した店舗で査定を受ければ、高額の査定をしてくれるかもしれません。

 

 

一方、買取専門業者は、自宅まで出張査定に来てくれるのが特徴です。
忙しくて時間が無い人でも、自分の都合に合わせて査定を受けることができます。

 

バイク王などがテレビCMを流したりしていますから、かなり主流になっているバイクの売却方法で利用者が急速に増えていますね。

 

 

名義変更の手続きやクレーム対応などの面倒な作業を省きたいなら、業者に売却するのが一番です。
高額査定のコツを知っていれば、高く売ることができますよ。

 

 

バイクの査定で見られるチェックポイント

 

どこの業者でもそうですが、バイクを査定するときに見るポイントは決まっています。
業者ごとにマニュアルがあって、それに従って査定することで正確にバイクの価値を算出できるわけですね。

 

なので、そのポイントを理解して対処すれば、高額の査定を出してもらうことができるようになります。

 

一般的なチェック項目は、以下の通りです。

 

  • エンジンが一発で始動するか
  • 傷や凹みがあるか
  • 電気系統が正常に点灯するか
  • 足回りがしっかりしているか
  • 改造箇所があるかどうか

 

 

エンジンが一発で始動するか

 

エンジンはバイクにおける心臓なので、最も重要視される部分です。
外側からは異常が見つかりにくいために、実際にエンジンを始動して問題が無いかをチェックしますね。

 

特に、一発で始動するかどうかどうかは、非常に重要な要素となります。
セルを回してもエンジンが始動しないなら、たとえ外観がキレイであっても査定額は下がってしまうでしょう。

 

 

傷や凹みがあるか

 

タンク周りやフレーム、ホイールなど、バイクの全体を見回して傷や凹みが無いかどうかをチェックします。
バイクの査定士は、傷や凹みの状態から事故の有無なども把握します。

 

たとえば、ハンドルのバーエンドやミラーに傷がついているなら、立ちごけをしたのだと予測することができますね。
タンクからフェンダーまで引きずったような傷があれば、走行中に転倒したのだと分かります。

 

傷や凹みから事故の有無を判断し、どのように乗られてきたバイクなのかを予測するわけですね。
荒っぽく扱われた形跡があれば、査定は下がってしまうと思います。

 

 

電気系統が正常に点灯するか

 

ヘッドライトやウィンカー、メーター回りなど、電気系統が点灯するかも大切です。
最近のバイクは、ABSやIMU、電動サスペンションなど、電子制御がたくさん組み込まれていたりします。

 

ライトの球切れなどは問題ありませんが、電子制御に異常があると高額な修理費用が掛かるので査定が落ちてしまうでしょう。

 

ハイエンドのスーパースポーツは電子制御が多いですから、すべてがちゃんと機能するかが大きな要素ととなりますね。

 

 

足回りがしっかりしているか

 

バイクは消耗品が多い乗り物ですが、その多くが足回りに集中しています。
タイヤやブレーキパッドなどは減りやすいので、ちゃんと溝が残っているかという点が見られますね。

 

また、フロントフォークやリアサスペンションが劣化していると、乗り心地や走行性能に影響してしまいます。
バイクにまたがって体重を加えてみて、バネが機能しているかなどがチェックされたりしますね。

 

 

改造箇所があるかどうか

 

バイクを自分好みにカスタムするのは楽しいですが、改造箇所が多いほどバイクの価値は下がってしまいます。

 

たとえ、100万円の改造を施したとしても、バイクの価値が100万円もアップするわけではないんですね。
なぜなら、改造するほど特殊な仕様になってしまうため、欲しがる人が少なくなるからです。

 

バイクはノーマルが最も欲しがる人が多いので、ノーマルから遠ざかるほど価値が下がると思ってください。

 

 

バイクを高く売るためのテクニック

 

査定時にチェックされるポイントが分かると、適切に対処すれば査定が下がることを避けられます。

 

上手くやれば相場よりも高く売れる可能性もあるので、しっかりと対策できるようにしてください。

 

 

普段からメンテナンスを欠かさない

 

バイクの価値を下げないためには、普段のメンテナンスが大切です。
定期的にエンジンをかけるだけでも不調を抑えられますし、マメに洗車をすれば傷がつくことも避けられます。

 

普段からバイクに乗っていれば、ちょっとした不具合にもすぐ気づきますよね。
すぐに直せば安く済みますし、大きな故障をするリスクを減らせるでしょう。

 

 

傷や凹みは修理しない

 

少しでも査定をアップさせようと、傷や凹みを修理する人がいます。
たしかに、バイクの表面がキレイなほど査定は高くなるのですが、修理代を超えるほどのアップは見込めません。

 

傷を修理して査定が2万円アップしても、修理代が5万円なら3万円のマイナスですよね。
修理しても意味が無いので、傷や凹みはそのままにしておいてください。

 

普段からバイクカバーをかけて保管することで雨風をしのぐことができるため、余計な傷や塗装の劣化を抑えられますよ。

 

 

純正パーツは保管しておく

 

先述したように、改造箇所が多いほどバイクの価値は下がってしまいます。
どれだけカスタムにお金を掛けても、それをペイするほどの査定アップは見込めませんね。

 

なので、改造するのであれば、純正パーツを保管しておきましょう。
査定を受ける前にフルノーマルに戻しておくと、余計に査定を落とす心配は無くなります。

 

カスタムパーツはヤフオクなどで高く売れますから、ネットオークションに出品すると良いでしょう。

 

 

事故歴・転倒歴は正直に伝える

 

接触事故や立ちごけをしたことがあるなら、正直に査定士に伝えてください。
プロの査定士は、バイクの傷や凹みの状態から、事故や転倒の有無を判断することができます。

 

明らかな事故歴があるのに、「事故をしたことが無い」と嘘をつくと絶対にバレてしまうでしょう。
このような嘘をつくと、「他にも隠し事があるかも・・・」と思われるので安く買い叩かれてしまいます。

 

乗り手の誠実さも査定士は見ているので、すべてを正直に伝えるということが大切ですね。

 

 

査定の前に暖気をしておく

 

査定の際に最も注意深く見られるのが、エンジンの状態についてですね。
外装の傷や汚れはパッと見で分かりますが、エンジンは外見で判断することができません。

 

だから、実際に始動してみて、アイドリングが安定しているか、スムーズに吹け上がるかなどをチェックされます。
ここで異常が見つかったら、大幅に査定を下げられることがありますね。

 

 

かかりが悪いエンジンなら、査定の1時間くらい前にエンジンをかけて暖気をしておくことをおすすめします。

 

エンジンからカラカラと異音がする場合でも、暖気をして温めておけば音がしなくなることが多いです。

 

すぐに始動できる状態にしておくと、調子の良いエンジンだと思ってもらえます。

 

 

洗車をして汚れを落とす

 

査定を受ける前には、バイクを洗車して汚れを落としてください。
ドロドロの状態よりもピカピカの方が、見た目の印象は良くなりますよね。

 

汚いバイクだと普段からメンテナンスをしていないと思われますし、明らかに印象が悪くなってしまうでしょう。

 

ワックスもかけて車体が輝いていれば、好印象ですし大切に乗ってきたバイクだと思われるはずです。
査定士も人間ですから、第一印象は非常に大切となります。

 

なので、隅々まで洗車をして、全体の汚れを落とすようにしてください。

 

 

高く売れる時期を見極める

 

バイクの買取相場は、時期によって大きく変動しています。
つまり、高く売れる時期と安くなる時期があるということですね。

 

一般的に、「4月」「7月」「12月」は、バイクの買取相場が高くなると言われています。
バイクの需要が高まるため、買取業者は普段よりも高く買い取ろうとするわけです。

 

ですから、この時期を狙って売却すれば、普段よりも高く売れる可能性が高くなります。
近い将来にバイクを売る予定があるのなら、時期を考えると良いでしょう。

 

 

ただ、今すぐ売りたい時には、わざわざ高く売れる時期まで待つ必要はありません。
バイクの価値は日を追うごとに下がるため、時期を待つよりもすぐに売った方が高くなるからですね。

 

バイクが高く売れる時期を知ることは大切ですが、それに固執しすぎるのも問題だといえます。
売りたいくなったときに売るのが、正しい選択といえるでしょう。

 

 

 

 

複数の業者で査定を受ける

 

これまで、バイクを高く売るためのテクニックを紹介しましたが、それ以上に重要なことがあります。

 

それは、複数の業者で査定を受けることですね。
1社だけしか査定を受けなければ、その査定額が高いのか安いのか分かりません。

 

悪徳な業者に引っかかると、相場よりもはるかに安い金額で買い叩かれる恐れもあるわけです。

 

でも、複数の業者の査定額を比較することで、本当に高く買い取ってくれる業者を見つけることができますね。

 

 

実際に、業者によって得意な車種が違ったり、足元を見てくる場合もあるため、出される査定額は大きく異なります。
だから、最低でも3社以上で査定を受けるのが望ましいでしょう。

 

おすすめなのは、「バイク比較.com」という一括査定サービスです。
最大で6社に査定依頼を出すことができますし、その場でおおよその買取相場も知ることができます。

 

最も高い業者を簡単に見つけられるため、どんなバイクでも最高値で売却できるはずです。
バイクを売るのであれば、絶対に利用した方が良いですよ。

 

 

 

 

以上、バイクを高く売るための秘訣を紹介しました。

 

バイクの買取価格は状態によって大きく変わるので、知識があるだけで5万円以上も差が出ることもあります。
なので、少しでも高く売却できるように、正しい知識を知っておくようにしてください。