バイクは査定だけでもOK!一括査定で複数の業者に同時に依頼するときの注意点

バイクは査定だけでもOK!一括査定で複数の業者に同時に依頼するときの注意点

バイクの一括査定の注意点

 

バイクを売ろうとしたときに、真っ先に思いつくのが買取業者ですよね。
テレビなどでバイク王のCMが頻繁に流れているので、査定の依頼をしようかと考えている人は多いでしょう。

 

ただ、初めて査定依頼をするときには、色々な不安があると思います。

 

  • 絶対に売らないといけないのかな?
  • 安く買い叩かれてしまいそう
  • 交渉とか苦手だしなんとなく怖い

 

こういった不安があると、買取査定を利用するのを躊躇してしまいますよね。

 

 

でも、買取専門業者を利用せずに普通のバイク屋さんで売却してしまうと、相場よりも安く手放す羽目になるかもしれません。
車種によっては、5〜10万円ほどの価格差になることもあるようです。

 

ちゃんと知識を持っていれば、買取専門業者を利用することは怖くないでしょう。
実は、複数の業者で競わせることによって、査定額を吊り上げるというテクニックもあります。

 

うまく利用すれば買取業者は便利ですから、正しい知識を持っておくようにしてください。
ここでは、バイクの一括査定を利用するときの注意点を紹介します。

 

 

 

 

バイクの買取におけるネガティブな情報として、「契約するまで帰らない」といったことがありますね。
ネットの掲示板などでも、「査定額が低いので断っているのに強引に契約を迫られた」といった声を目にしたりします。

 

たしかに、昔は悪徳な業者も存在したので、そういった押し買いが行われていたかもしれません。
こちらは素人ですから、プロから迫られたら断り切れずに契約してしまう人もいるでしょう。

 

 

でも、特定商取引法の改正によって、強引な買取は無くなりました。
買取業者は依頼人からの合意が無ければ、買取契約を終結することができないわけです。

 

事業者は、訪問購入を行うときには、勧誘に先立って相手方に勧誘を受ける意思があることを確認しなければなりません。

 

また、相手方が契約締結の意思がないことを示したときには、その訪問時においてそのまま勧誘を継続することや、その後改めて勧誘することが禁止されています。

 

引用:再勧誘の禁止等(法第58条の6第2項、第3項)

 

査定額に納得できない場合は、「結構です」と伝えるだけで契約はできないことになります。
買取業者も違法行為になってしまうので、それ以上は強引に契約を迫ってこないはずです。

 

 

 

また、不当に安く買い叩かれるといった心配もあるでしょう。
電話では30万円くらいと言われていても、実際に査定してもらうと傷や状態などの不備を指摘されて20万円などに減額されたといった噂がありますよね。

 

業者も商売ですから、安く買取したほうが利益は高くなります。
だから、バイクの状態を細かく粗探しをして、何かしらの減額をしてくるといったケースはあるでしょう。

 

そういった場合には、きっぱりと断ることが大切です。
先述したように、法律によって強引な買取はできないので、ちゃんと断れば手放す必要はありません。

 

 

実は、ちょっとしたコツを知っていれば、バイクを高く売ることは簡単です。
誰でも簡単に最高値で売ることができますから、やり方を知っておくようにしてください。

 

詳しくは、これから説明します。

 

 

 

バイクを最も高く売るためには、複数の業者で査定してもらって比較するという方法がおすすめです。
業者によって査定額が異なるので、それらを比較することで一番高い業者を選ぶことができるんですね。

 

こうすれば、相場よりも極端に安くバイクを手放すことはありません。
バイクについて無知な素人でも、色々な業者を比較すれば高額でバイクを売却することができるはずです。

 

 

最低でも、3社以上の業者で見積もりを取るべきですね。
できれば5〜6社の業者で比較すれば、そのバイクの最高額で売ることができるでしょう。

 

そこでおすすめなのが、「バイク比較.com」というサービスです。
バイクの車種や年式・走行距離を入力するだけで買取相場を知ることができますし、同時に6社の査定依頼をすることができます。

 

1社ずつ申し込みをすると時間が掛かりますから、このサービスを使えば一括で査定の依頼が可能ですよ。
色々な業者に見てもらって、最も高い査定額を見分けるようにしてください。

 

 

 

 

出張査定では、買取業者が自宅まで来てバイクの査定をしてくれます。
なので、自分の都合の良い日時を指定して、査定のスケジュールを決めなくてはいけません。

 

時間に余裕のない人は、複数の業者を同時に呼んで査定をしてもらったりします。
たとえば、土曜の14時からすべての業者を呼んで査定してもらうといったことです。

 

たしかに時間を節約できて便利なのですが、同時査定にはデメリットが多いので辞めた方が良いでしょう。

 

同時査定のデメリットとは、以下の通りです。

 

  • 査定を辞退する業者もいる
  • 正確な査定ができない
  • 談合により低い査定額を出されることがある

 

 

 

複数の買取業者を同時に呼ぶと、査定を辞退する業者も出てきます。
他の業者と競争になると負ける可能性があるため、「時間の無駄だし他の査定へ行こうかな・・・」と思われてしまうわけです。

 

また、バイク買取は狭い業界なので、業者同士が顔見知りだったりします。
仲の良い業者と争いになるのを避けて、辞退することがあるんですね。

 

 

辞退した業者が最も高い査定を出していたかもしれませんし、業者が辞退することはデメリットでしかありません。
せっかく来てもらったのに査定もせずに帰ってもらうのは、少し申し訳ない気持ちもしますよね。

 

業者に取っても自分にとっても、良い結果にはならないでしょう。

 

 

 

複数の買取業者を呼ぶと、1台のバイクの周りに複数の査定士がウロウロすることになります。
すると、細かな傷や状態のチェックが疎かになるんですね。

 

ゆっくり査定したいのに他の人にウロウロされると、査定士の人はストレスを感じてしまいます。
チェックする時間も限られますから、まともに査定してもらえないかもしれません。

 

適当な感じで査定されたら正確な金額が出ませんし、相場よりも大幅に安くなってしまう恐れがありますね。

 

 

買取業者のモチベーションが下がるため、価格交渉においても積極的になってくれないでしょう。
単なる冷やかしだと思われてしまわないためにも、査定依頼は1社ずつ呼ぶことが望ましいと思います。

 

 

 

同士査定において、最も怖いのが談合されるリスクです。
バイク買取の業界では、業者同士で顔見知りであることが多いため、結託して低い査定額を出されることがあります。

 

買取業者は安く買い取る方が利益が大きくなりますから、儲けるために業者間でグルになって査定額を引き下げるわけです。

 

たとえば、50万円が買取相場のバイクでも、口裏を合わせて査定額を引き下げたりします。

 

A社 35万円
B社 30万円
C社 25万円

 

上記の例だと、A社が最も高いので契約が成立するでしょう。
でも、本来は50万円が相場のバイクなので、業者からすると15万円の得になりますよね。

 

なので、業者間で5万円ずつ山分けしたりするわけです。
悪徳な買取業者の間では、このような談合が行われることがあります。

 

素人はバイクの買取相場が分かりませんから、談合されたとしても気づくことができません。
無知であるからゆえに、知らないうちに損をしている可能性があるんですね。

 

 

 

以上のように、買取業者を同時に呼んでしまうと、色々なデメリットがあります。
いずれにせよ高く売ることが難しいので、1社ずつ呼んで査定してもらうようにしてください。

 

1対1で接した方が、しっかりとコミュニケーションが取れます。
査定士の人も人間ですから、ちょっとした雑談をすれば印象が良くなって査定に反映されるかもしれません。

 

同時に複数の業者を呼び付けるのは失礼に感じられるので、ちゃんと業者の方に敬意を払うようにしてください。

 

 

 

一括査定サービスを利用すると、最も高い査定を出す業者を簡単に見つけることができます。
業者によっては、10万円以上も査定が異なったりしますね。

 

一番高い業者が見つかったら、その業者で売却しようと思うでしょう。

 

でも、ちょっと待ってください!

 

 

バイクを高く売るためには、ここからが最も大切なんです。
買取業者が最初に出す査定額は、あくまでも様子見の金額なので最高額ではありません。

 

安く買い取った方が利益が出るわけですから、最初は安めの査定額を出して様子をうかがってくるんですね。
それで契約が成立すれば儲けが大きくなりますし、納得しなければ少しずつ金額を上げていきます。

 

だから、最初の査定額をもらってから交渉をすることで、さらに金額を上乗せすることができるということです。
この交渉をしないと勿体ないですから、必ず交渉を行ってください。

 

 

 

まずは一括査定サービスを使って、色々な業者でバイクを査定してもらいましょう。

 

 

そして、査定が終わったら、その場で即決せずに業者に帰ってもらいます。
断りづらければ、「家族と相談するので・・・」と伝えれば良いでしょう。

 

 

全ての業者の査定額が揃ったら、金額の高いものから順に並べてください。
たとえば、以下のようになったとします。

 

A社 50万円
B社 42万円
C社 40万円
D社 33万円
E社 30万円

 

上の例だと、金額の低いE社から順番に電話をして、「他社では50万円だったのですが」と伝えて交渉していきます。
そうすることで業者の競争心を煽ることができるので、査定額をどんどん吊り上げることができるはずです。

 

ポイントとしては、競合先の業者名は伝えないことですね。
業者名を伝えてしまうと談合される恐れがあるので、どの業者と比較しているかは知られないようにしてください。

 

 

E社からB社までの交渉の結果、次のようになったとします。

 

B社 51万円
C社 49万円
D社 44万円
E社 52万円

 

この場合、E社が最も高い52万円を提示しているので、最後にA社に電話をして「52万円以上なら契約します」と伝えれば良いでしょう。

 

それでOKならばA社で契約すれば良いですし、無理だったならE社で売却すれば高く売ることができますよね。

 

ちゃんと交渉すれば査定額はアップするので、粘り強く業者を掛け合うようにしてください。

 

 

 

上手く交渉するコツですが、なるべく丁寧に接することです。
客だからといって上から目線で対応していると、業者に敬遠されてしまいます。

 

買取業者も人間なので、嫌な客の相手はしたくありません。
「いくらまで出せるの?」「何でそんなに安いの?」など、相手を見下したような接し方は止めてください。

 

社会人としての礼儀がなっていないと、上手く交渉することができないでしょう。

 

 

また、あまりにしつこくするのも問題です。
「これ以上は出せません」と言われているのに、「他社はもっと高かったよ」などと粘っても意味がありません。

 

業者によって出せる限界金額は違うので、強引に粘ったとしても良い結果には結びつかないと思います。

 

 

 

以上、バイクの一括査定サービスを利用するときの注意点を紹介しました。

 

愛着のあるバイクですから、できるだけ高く売りたいという気持ちは誰にでもあるでしょう。
少しでも高くバイクを売れるように、正しい交渉の仕方を覚えておくようにしてください。